2014年7月14日(月)
撮影機材
■ 機材紹介 LMF-1
80φ鏡筒用のピントを合わすための装置です。
接続は80φドロチューブに接続できるようになっています。
ストロークが75mmありますのでドロチューブが必要ない場合には【7801】M77.6→M68.8ADを使って鏡筒に直接接続も可能です。
LMF-1の前側には回転装置が内蔵されています。
後方には回転装置がありせんのでカメラを接続する場合には別途回転できるパーツが必要です。
特徴はたわみが少なく、遊びやガタもありません。
カメラを装着しても動きがスムーズです。
フォーカスは粗動と微動のツマミがあり、粗動では鳥の動きに合わせてヘリコイドをグルグル回すよりも速い対応ができます。
この点からAFボーグに向いています。
またストロークが75mmあると焦点距離の長い89EDでもドロチューブで無限に合わせてLMF-1だけで6メートルぐらいまでピントを合わすことができます。
微動は粗動より軽く滑らかで良いのですが、素早いピント合わせが必要な野鳥撮影ではピントの山が掴み難いと感じることもある思います。
ピントの山を掴むにはボケることも大事です。ピークの前後のボケでピントの合っている部分が分かります。
それが微動の場合はボケたことが分かり難いので山が掴み難くなります。
動きが軽く微動なのでキャッチインフォーカスの反応は良いです。
ツマミの回転の重さは六角レンチで調整します。
締めすぎると回転が固くなり粗動がゴロゴロする感じになり
緩すぎると滑るようになり、上に向けて撮影するとカメラの重みで空回りしてしまいいくらツマミを回しても合わせられなくなります。。
車の窓などに鏡筒を置いて半手持ちも可能ですが上記のような緩い状態では空回りしたり、合わせてもカメラを押してずれてしまったりすることもあります。
ツマミの位置は左右より上下にする方が操作に安定感があり鳥には良いと思います。
粗動と微動のツマミは連動していて片方を回すと他方も回ります。そのため粗動ツマミを回す時に指の腹が微動ツマミに触れてしまいブレーキをかけてしまいます。ツマミを上下に配置することで粗動のみのツマミも左手で操作できますし、上から操作することで小指や薬指で支えることができ安定します。
一枚目の写真の右に写っているパーツはアイピースなどを接続するパーツでカメラ接続には必要ありません。