「ブレずに行こう!」

カワセミと野鳥の写真撮影日記

2024年3月
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■ 機材接続案内 BU-1とヒップサポート装置HP-1 相性

BU-1のドロチューブは動きが悪く使い難いですが、先日、BU-1をお使いのお客さんから【5555】ヒップサポート装置HP-1をご注文いただきました。
 
BU-1に使えるかどうかをメーカー中川氏に問い合わせたところ、こんな問い合わせもなかったようで、実際に接続して確認してくれましたが、結果はBU-1は足が高いのでドロチューブにヒップサポートのY字ホルダーが届かないそうです。
 
MMF-1はテレコン直接接続でけへんし。
 
いずれにしても雲台より上を高くすればするほどブレ易くなりますので、使わないに越したことはありません。
BORGパーツ BU-1の写真画像 BORGパーツの写真画像

2014年7月11日(金)

BORGパーツ

■ 機材紹介 BU-1

 
当地では梅雨に入って雨は殆ど降らないのですが、曇った日ばかりで鳥を撮りに行けないので、この時期に順次機材の紹介をして行こうと思います。 先月にサンコウチョウの証拠写真を撮ってから全く撮影に行けません。 今年は夏鳥を撮りたい思っていましたがサンコウチョウはもう居なくなっているのではと心配です。
 
機材紹介はまずはBU-1からです。 丁度今日もBU-1を購入されたお客さんから下に書いてますBU-1の遊びについての問い合わせがありましたのでこちらから始めます。
 
BU-1は今までのパーツとして独立している80φ鏡筒、ヘリコイド、ドロチューブを一体化したものです。
80φ鏡筒+ヘリコイドMのセットより非常に使い易くなりました。
ヘリコイドは直進式で鏡筒が前に32mm(ヘリコイド1回転)伸びます。 ドロチューブ伸縮量は95mmです(回転防止ミゾ付)。 重量1.2kg 。 三脚座は六角レンチで取り外し、方向変換可能。
鏡筒バンドのネジを緩めることで鏡筒が回転できカメラの水平など合わせられます。
 
BU-1はヘリコイドに前側のパーツの重量の負荷がかかる構造です。 重めの対物レンズの負荷がかかってもヘリコイドの回転はそう重くならず滑らかです。 (滑らかと言っても極端に言えばガリガリゴロゴロ回転により機材が擦れる感触はあります。)
 
ヘリコイドの32mmの伸縮では77EDⅡでは10メートル弱辺りにピントが合います。(ドロチューブで無限遠に調整した場合) 焦点距離の長い89EDでは13メートル辺りです。77よりドロチューブの操作が多く必要になります。 71FLでは6メートル弱まで合わす事ができドロチューブの操作は殆ど必要ありませんが残念なところは少々重いことです。 そのため基本的には手持ちは厳しいです。折角の71FLの機動力が損なわれます。 先日もお客さんが私の言っていた通り手持ちは重いですねと仰っていました。
 
BU-1の悪い点はドロチューブの伸縮がし難いこととヘリコイドにやや遊びがあることです。
BU-1のドロチューブは80φのドロチューブより引っかかり易いです。またドロチューブを締めるリングも速い操作がし難いです。 BU-1のドロチューブは溝が切ってあり手持ちでもヘリコイド、ドロチューブ伸縮の両方の操作が出来るのですが、溝があることも引っかかり易い原因になっているのだと思います。
BU-1はヘリコイドの回転に遊びがある為、ピントが合わせがし難い点があります。 多少は調整も可能ですが遊びは残ります。 この点は試作品の段階でも指摘しました。 つい最近もお客さんから遊びが大きくピントが合わせられないと相談があり、メーカーに調整に出してもらったのですがその際に私も調整に出しました。 お客さんは良くなったと仰っておられましたが私の感覚ではまだ使い辛いところがあります。
 
ピントはピークを過ぎて初めて今ピントが合っていたことが分かります。 ピークを行ったり来たりしてピントを追い込んでいきますが、遊びがあると上手くいきません。
 
その他のトラブルとしては鏡筒の前側が下がる、三脚座のネジが利かなくなったなどがあります。
 
当ブログはご覧になる方がボーグの解像力等を適切に判断できるよう、判断の妨げになるトリミング、余計なコメント等は基本的に控え、メーカーページでは分からない製品の短所等も含め、正直な画像、正直な製品評価、正直な情報発信をしていきます。 本日もバーダーショップ フジノ ブログをご覧いただきありがとうございます。
BORGパーツBU-1の機材写真画像 BORGパーツBU-1の機材写真画像