「ブレずに行こう!」

カワセミと野鳥の写真撮影日記

2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

menu

ON_OFF

2015年1月19日(月)

BORG 77EDⅡ, 野鳥写真画像

■ 長崎県Kさん BORG、77EDⅡ PENTAX K-5IIs作品 と 「攻略! BORG」のページを大幅更新中

長崎県Kさんからミサゴとイソヒヨドリの写真をいただきました。


残念ながらイソヒヨドリはドンブリ模様が出てしまったようですが良く写っています。
鳥が良く写っているので立体感も引き立ちます。


ドンブリ模様はどうも羽毛の写る大きさと1画素の大きさとの兼ね合いで出やすい距離がありますね。
RAWで撮っていれば出てしまった場合は解像感は犠牲にしてシャープネスの種別の変更で軽減も可能ですが。


イソヒヨドリはノートリ等倍をファイル容量だけ落とさせて頂きました。
BORG 77EDⅡ PENTAX K-5IIs

先日より  「攻略! BORG」  のページを大幅更新しています。


本日は以下の「ヘリコイド、LMF-1、MMF-1」をアップしました。


「ヘリコイド、LMF-1、MMF-1」

BORGでピントを合わす為の大切なパーツです。

ピントは合わすと言うより山を掴むものです。
これは光学ファィンダーであろうが、EVFであろうが同じです。
ピントのピークはそれを行き過ぎて初めて先のところがピークであったことが分かります。

よくEVFでピントが合せ易いとコメントしながらも非常にピントの甘い写真を貼っているのを見かけますが、山を掴んでないからだと思います。

BORGはM57ヘリコイドLⅢのみで近距離までピント合わせができます。ドロチューブの出し入れはほぼ必要ありません。
BORG90FL、89ED、77EDⅡのヘリコイドMではドロチューブの出し入れと併用してピントを合わす感じになります。
LMF-1ですと伸縮幅が75mmありますので、上の表1からBORG77EDⅡならドロチューブを使わなくても 4.5mぐらいまでピントを合わすことができます。鳥の場合、無限に合う必要もないのであらかじめドロチューブを少し引き出して固定しておけば、さらにその分近くまで合焦することができます。
鳥はこちらから近づくと逃げてしまいますが、じっと待っていると案外近くに留まってくれますので最短は大事です。

ヘリコイドのお勧めはM57ヘリコイドLⅢです。
ボーグは本来天体望遠鏡ですから近距離にピントを合わす必要が無いからかヘリコイドの伸縮幅が小さく鳥には不向きです。
M57ヘリコイドLⅢは前後同時に繰り出してきて回転に対して伸縮が大きく、素早くピントを合わせる必要のある野鳥用には適しています。 リング3/4回転で35mm伸縮します。
上の表1をのように35mm伸縮があれば、77EDIIでもヘリコイドのみである程度の範囲のピントが合わせることができます。
鳥はじっくりとピントを合わす事ができるケースを待っていてはなかなか撮影できません。
また、超望遠では仮に鳥が静止してくれても、こちらの振動で揺れてピントが確認し辛い点があります。
ピントを合わすというより、いかに早くピントの山を掴むかが大切です。
ピッチの小さい微動過ぎる伸縮ではこの山が掴み難くなります。飛んでいる鳥にピントを合わすのもそうです。
この点M57ヘリコイドLⅢは程よいピッチで使い易いです。


ヘリコイドの難点は前後の重量で動きが渋くなることです。 また、伸びた状態では多少のたわみは出ます。
私が使用していたマニュアルレンズSMC PENTAX 500mmF4.5もヘリコイドが非常に重くなりました。このような経験があると直進式のヘリコイドの重さによる渋さは当然と言えば当然ののことなのですが、今までインナーフォーカスを使ってこられてこのようなマニュアルレンズを使ったことのない人は戸惑われるかも知れません。


LMF-1、MMF-1の難点は微動が微動過ぎる点です。微動過ぎると山が掴み難いのと鳥の動きについていけません。この点はやはり天体向きです。微動の操作に工夫が必要です。
良い点は粗動の動きが大きいことです。鳥を見つけてファインダに捉える際、また、鳥の遠近の動きに対しての対応がヘリコイドより速くできます。この点は特にAFボーグに向いています。
LMF-1、MMF-1のたわみは非常にしっかりしていて殆ど感じません。
MMF-1についてはチューブが細いため後方にテレコン等が直接接続できないなどの制約がありますので注意してください。

 

BORGで撮影した野鳥・イソヒヨドリの写真画像 BORGで撮影した野鳥・ミサゴの写真画像

 


関連記事

徳島県 I さん AFボーグ77EDⅡ撮影野鳥写真作品

徳島県 I さんから作品をいただきました。   Iさんは今年初出荷のお客さんです。 まだ休み中でしたが4日に発送しました。   2月になってAFボーグも導入され、今まで5回ほど写真を送っていただきましたが、今回非常によく […]

福井県 Mさん コウノトリのエッチャン

「デジタルカメラ野鳥撮影術」の野鳥写真家の戸塚 学さんの作品を拝見すると殆どが ISO200、400ぐらいで撮っておられます。 ほぼすべての写真に撮影情報が掲載されていますので参考になると思います。 福井県 Mさん から […]

BORG77EDⅡ+1.4×テレコン  OLYMPUS E-3撮影 キセキレイの野鳥写真

BORG77EDⅡに1.4倍テレコンバーターDGで撮影。 この枝にカワセミが止まるのではと思い狙っているのですが、他の鳥しか来てくれません。 この下に一本ある枝が邪魔なのかも知れません。 BORG77EDⅡ+1.4×テレ […]

長崎県 Kさん チョウゲンボウ どあっぷ

長崎県 Kさん チョウゲンボウ どあっぷ これだけ大きく表示できるチョウゲンボウの写真は少ないのでは。 夏は鳥が少ないですねと ツバメのトビモノに挑戦されるということで問い合わせいただきました。 鳥の少ない時期には良い被 […]

お知らせ 植毛紙サービス

お客様へお知らせ 最近になりまして本体ご購入のお客様に少量ですが植毛紙(ボーグで扱っているものではありません)をサービスさせていただいています。 私自身がそうでしたが、こういうパーツは後から購入となるとなかなか面倒ですの […]

大阪府Aさん クロツラヘラサギ作品 と 奈良県天川村の紅葉

今日は午前中、奈良県天川村 御手洗渓谷の紅葉を見に行ってきました。 お天気は曇りだったのですが、明日は土曜日なのでえらい人やろなぁと思って今日出かけました。 カメラにはBORG50FLをつけて行ったのですが、K-rのキッ […]

長崎県 Kさん ミサゴ、 埼玉県 Sさん オジロビタキ。

今月はBORG89EDが良く売れました。 今年一月の発売時を思い出すぐらいです。 約90mmの口径のレンズとしては非常に安いと思います。 有難うございました。 一番人気のBORG71FLも累計1000台に近づいたそうです […]

鹿児島県Hさん作品 AFボーグ77EDⅡで撮影したツグミ、カワセミの写真。

鹿児島県Hさんから頂いたツグミとカワセミの写真です。   一枚目のツグミは凄いです。 良く写っています。   ただ、大きいだけの画像ではありません。   こういうノートリのドアップは構図も微 […]

AFボーグ77EDⅡ撮影 換算1080mm カワセミの写真画像。

今日も雨です。 夜中のほんの一時ですが、ビックリするような降り方をしていました。 カワセミの白い羽毛がすっきり写りません。 AFボーグ77EDⅡ ペンタックス K-5 換算1080mm。 等倍トミングです。  

京都府 Iさん ハチドリの構造色 (ミネソタより)

京都府 Iさん(ミネソタより) からハチドリの写真を頂きました。 今年の夏もミネソタに行かれているようです。 これほど違う色に見えることもあるのですね。 カワセミはこれほど変わることはないですね。 —&#82 […]